しじみの成長過程について
貝がどのようにして繁殖するのかご存知でしょうか。
貝の種類によって繁殖方法が異なったりしますが、多くは卵から生まれてきます。
水温の変化や潮の変化、また命の危険を感じたときに貝の雄と雌は同時に精子と卵子を排出します。
水中が濁りそれぞれが混ざり合うと受精し、子供が生まれます。
その数は500万個から1億個にも及ぶ物とされているそうです。
卵は約10時間ほどで孵化し、トロコフォラ幼生時代と呼ばれるものになります。
このときもまた短く、10~20時間ほどでこの時代を終えます。
おたまじゃくしのようなものから成長すると、今度はベリジャー幼生時代というものになります。
この時代は前期と後期に分かれ、約2、3週間ほどをかけます。
前期では水中を漂いながら生きていきますが、魚などの餌となって数が減ってしまいます。
後期になると、目のような光を感知できる部分や足が発達してきて、親と同じ海底で生活する形に落ち着いてきます。
しかし、このときはまだ砂にもぐることが出来ず、足糸というものを分泌して砂の上に定着しています。
殻が1cm程になってくると、足と呼ばれる筋肉質のものが出来てきて、砂の中にもぐることが出来るようになるそうです。
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